業種別トレンド

建設業の倒産動向【月次推移・直近12ヶ月】

資材価格高騰、労務費上昇、公共工事入札の難化が直撃する業種。月間で全体の約20%を占める。

12ヶ月累計
1,870
月平均
170件/月
最新月(20263月)
175
業界構成比 18.9%
最多月
202512
182

月次推移グラフ

建設業の倒産件数。最新月を右端、最古を左端に並べた12ヶ月推移。

152
167
178
182
175
182
147
182
161
169
175
4
5
6
7
8
9
11
12
1
2
3

※ 当業種が当月のTOP3業種に含まれている月のみ集計。TSR月次発表に準拠。

月別の件数と業界構成比

対象月建設業件数業界構成比全体件数詳細
20263175件18.9%924月次詳細 →
20262169件19.9%851月次詳細 →
20261161件18.1%887月次詳細 →
202512182件19.6%928月次詳細 →
202511147件18.9%778月次詳細 →
202510965月次詳細 →
20259182件20.8%873月次詳細 →
20258175件21.7%805月次詳細 →
20257182件18.9%961月次詳細 →
20256178件21%848月次詳細 →
20255167件19.5%857月次詳細 →
20254152件18.4%828月次詳細 →

※ 「—」はTSRの月次発表で当業種がTOP3に含まれなかった月。実際の倒産が0件という意味ではありません。

建設業の倒産が起きやすい構造的要因

  • 資材価格高騰 — 鉄筋・木材・セメントの値上がりが工事原価を圧迫。施主への価格転嫁が遅れがち。
  • 労務費上昇と人手不足 — 職人の高齢化、若手の不足、外国人材の制限が重なり、人件費が継続的に上昇。
  • 公共工事の入札難化 — 落札率の低下、技術評価項目の高度化により中小ゼネコンが排除されやすい。
  • 支払サイトの長期化 — 元請から下請への支払が60-90日先になりがちで、運転資金が枯渇。

最新月(20263月)の注目ポイント

  • 13月の倒産件数は924件、前年同月比+8.3%で月間負債総額は1,148億円超
  • 2月間負債が1,000億円を超えたのは2022年3月以来2年ぶり
  • 3人手不足関連倒産は44件(前年同月26件の約1.7倍)— 人件費高騰23件、求人難17件、従業員退職4件
  • 4物価高関連倒産は69件で4ヶ月連続の前年超え
  • 5中小企業(資本金1億円未満)が13ヶ月連続で構成比100%、零細企業の脆弱性が顕著

建設業向けの資金繰り対策

建設業は構造的に売掛金の入金待ちが長く、黒字倒産のリスクが高い業種です。 請求書を即現金化できるファクタリングは、支払サイトのギャップを埋める有効な手段です。

他業種の倒産動向

データ出典

本ページのデータは東京商工リサーチ(TSR)の月次「全国企業倒産状況」公表値を転記したものです。 業界構成比は当月のTSR発表ランキングにおける本業種の構成比を示しています。