債権譲渡登記とは?30秒でわかる要点
債権譲渡登記とは、売掛金の譲渡を法務局に登録し、第三者に対抗できるようにする制度です。少額なら登記不要の会社もあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的 | 二重譲渡の防止、第三者への対抗要件 |
| 費用 | 7,500円(登録免許税)+ 司法書士報酬 |
| 必要なケース | 2社間ファクタリングで要求されることがある |
| メリット | 取引先に通知せずに対抗要件を備えられる |
なぜファクタリングで債権譲渡登記が必要?
2社間ファクタリングの場合
2社間ファクタリングでは取引先に通知しないため、「本当に債権が譲渡された」ことを証明する手段が必要です。
【債権譲渡登記がない場合のリスク】
御社 ───売掛金を売却───▶ ファクタリング会社A
│
└──同じ売掛金を売却──▶ ファクタリング会社B(二重譲渡)
→ どちらが正当な権利者かわからない
【債権譲渡登記がある場合】
御社 ───売掛金を売却───▶ ファクタリング会社A
└─登記─┘ (登記で証明)
→ A社が正当な権利者であることが明確
3社間ファクタリングの場合
3社間では取引先に通知・承諾を得るため、債権譲渡登記は通常不要です。
| 契約形態 | 債権譲渡登記 | 理由 |
|---|---|---|
| 2社間 | 求められることがある | 通知なしで対抗要件を備えるため |
| 3社間 | 通常不要 | 取引先への通知で対抗要件を備えられる |
債権譲渡登記の費用
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 登録免許税 | 7,500円(債権5,000個以下) |
| 司法書士報酬 | 3万〜5万円程度 |
| 合計目安 | 約4万〜6万円 |
注意点
- •登記費用は利用者負担が一般的
- •ファクタリング手数料とは別途かかる
- •会社によっては登記費用込みの場合も
債権譲渡登記のデメリット
1. 費用がかかる
上記の通り、4〜6万円程度の費用が発生します。少額のファクタリングでは負担が大きくなります。
2. 登記情報は誰でも閲覧可能
| 閲覧できる人 | リスク |
|---|---|
| 金融機関 | 融資審査時に確認される可能性 |
| 取引先 | 調べれば知られる可能性(可能性は低い) |
3. 登記抹消の手間
ファクタリング完了後、登記を抹消する必要があります(費用は1,000円+司法書士報酬)。
債権譲渡登記なしで利用できるファクタリング会社
最近は登記不要のファクタリング会社が増えています。
| 登記不要の会社の特徴 |
|---|
| オンライン完結型が多い |
| 少額(数十万〜数百万円)に強い |
| 審査で独自のリスク管理を行っている |
登記が不要になる条件(会社による)
- •少額の取引(500万円以下など)
- •売掛先の信用力が高い
- •継続利用で信頼関係がある
- •2回目以降の利用
債権譲渡登記の手続きの流れ
- 1.ファクタリング契約の締結
↓
- 2.債権譲渡登記の申請(法務局)
├─ 登記原因証明情報
├─ 譲渡人の印鑑証明書
└─ 代理権限証明情報
↓
- 3.登記完了(即日〜数日)
↓
- 4.登記事項証明書の取得
↓
- 5.ファクタリング会社へ提出
↓
- 6.入金
よくある質問
Q. 登記すると取引先にバレますか?
A. 通常はバレません。 登記情報は法務局で誰でも閲覧できますが、わざわざ調べることは稀です。ただし、取引先が与信管理を厳格に行っている場合は確認される可能性があります。Q. 銀行融資に影響しますか?
A. 影響する可能性があります。 銀行は融資審査時に登記情報を確認することがあります。「売掛金を担保にした借入がある」と誤解されるケースもあるため、事前に説明できる準備をしておきましょう。Q. 登記の有効期限はありますか?
A. 原則として存続期間は10年です。 ただし、契約で期間を定めることも可能です。ファクタリング完了後は速やかに抹消登記を行うことをおすすめします。まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 債権譲渡登記とは | 売掛金の譲渡を公示する制度 |
| 必要なケース | 2社間ファクタリングで要求されることがある |
| 費用 | 約4〜6万円 |
| 回避方法 | 登記不要の会社を選ぶ、3社間を選ぶ |
