ファクタリングと手形割引の違い
結論:ファクタリングは売掛金の売却、手形割引は手形の割引。最大の違いは「返済義務の有無」です
| 項目 | ファクタリング | 手形割引 |
|---|---|---|
| 対象 | 売掛金(請求書) | 手形 |
| 法的性質 | 債権売買 | 手形の売却(遡求権あり) |
| 返済義務 | なし(ノンリコース) | あり(不渡りの場合) |
| 手数料/割引率 | 1〜20% | 1.5〜5.5% |
| 入金速度 | 最短即日 | 即日〜数日 |
| 審査対象 | 売掛先の信用力 | 振出人の信用力 + 自社の信用力 |
| 信用情報への影響 | なし | あり(融資扱い) |
最大の違い:返済義務(遡求権)
ファクタリング(ノンリコース)
売掛先が支払わなくても、利用者に返済義務はありません。リスクはファクタリング会社が負います。
手形割引(遡求権あり)
手形が不渡りになった場合、利用者に買戻し義務が発生します。
それぞれのメリット・デメリット
ファクタリングのメリット
- •返済義務がない(ノンリコース)
- •信用情報に影響しない
- •赤字でも利用可能
- •手形がなくても利用可能
ファクタリングのデメリット
- •手数料が割引率より高い
- •売掛金がないと使えない
手形割引のメリット
- •割引率が低い(1.5〜5.5%)
- •銀行で取り扱える
手形割引のデメリット
- •不渡りリスクを負う
- •手形が必要
- •信用情報に記録される
どちらを選ぶべき?
| あなたの状況 | おすすめ |
|---|---|
| 手形を受け取っている | 手形割引が安い |
| 売掛金(請求書)しかない | ファクタリング一択 |
| リスクを取りたくない | ファクタリング(ノンリコース) |
| コストを最小限にしたい | 手形割引 |
| 信用情報に影響させたくない | ファクタリング |
近年、手形取引は減少傾向にあり、2026年には電子記録債権(でんさい)への移行が進んでいます。売掛金ベースのファクタリングの方が利用機会は多いでしょう。
